Ocata バージョンのリリースノート

2.2.0

紹介

Magnum はそのサービス範囲をコンテナーインフラ管理サービスに変更しました。Magnum-UI も「コンテナー」から「コンテナーインフラ」に名称を変更し、コンテナー管理機能を削除しました。「ベイ」という新しい Magnum の用語の使用がユーザーに混乱を招いたため、Magnum は「ベイ」と「ベイモデル」の代わりに「クラスター」と「クラスターテンプレート」という用語を使用します。

Magnum UI は、 Horizon の AngularJS ベースのフレームワークの変更に追随し続けています。したがって、 Horizon の最新の機能を利用可能です。また、たくさんの JavaScript テストが追加されました。これは、 Magnum UI の品質を保証するものです。

Ocata リリースの概要。

クラスターテンプレートとクラスターの更新アクションが追加されました。また、 angular-json-schema により、フォームの保守性が向上しました。

新機能

  • 'ca-show' コマンドをサポートしました。クラスターから CA をダウンロードする機能を追加しました。

  • 'ca-sign' コマンドをサポートしました。クラスターに証明書を署名する機能を追加しました。

  • 以下のオプションをクラスターテンプレートの作成と表示に追加しました。

    • 'docker_storage_driver'

    • 'fixed_subnet'

    • 'floating_ip_enabled'

    • 'master_lb_enabled'

  • キーペアの指定なしでクラスターテンプレートを作成できるようになりました。また、クラスターの作成でキーペアの変更、あるいは指定ができるようになりました。 Magnum の変更に追随して、 Magnum UI でもこの機能を使用できるようになりました。

  • 作成アクションをグローバルアクションに変更しました。クラスターテンプレートの作成とクラスターの作成のアクションは、バッチアクションからグローバルアクションに変更しました。これは、これらのアクションが他のパネルから呼び出し可能なことを意味します。

  • initScope 関数の代わりに、 initAction 関数を使用します。initScope 関数は、 Horizon において Ocata で非推奨になり、 Queens で削除される予定です。

  • Horizon の Angular 向けの共通な "views" モジュールを使用します。これは、プラグインの Django フレームワークからの独立性を推進するものです。

  • 合理的な名前をブラウザのタイトルバーに設定します。

  • クラスターテンプレートとクラスターの更新アクションが追加されました。

  • 作成、および更新のダイアログに angular-json-schema を使用して、これらのフォームを1つのワークフローサービスに統合しました。これは、フォームの保守性を向上します。

アップグレード時の注意

  • サービスを「コンテナー」から「コンテナーインフラ」に名称変更しました。名称変更の対象は、URL 、Angular モジュール名、パネルの slug などです。

  • 「ベイ」と「ベイモデル」は「クラスター」と「クラスターテンプレート」に変更しました。

廃止予定の機能

  • コンテナーパネルは削除しました。Magnum のサービス範囲変更の決定により、コンテナー管理機能は削除しました。

バグ修正

  • 安全でない magnumclient の設定方法がなく、API が結果として 500 、および SSL 証明書の検証エラーを返す問題を解決しました。'insecure' と 'ca-cert' オプションを magnumclient 用に追加しました。

その他の注意点

  • リリースノートの管理を reno に切り替えました。

  • Horizon の Angular レジストリーサービス、汎用テーブル、詳細表示、アクションサービスをサポートしました。

  • Xstatic パッケージ群を依存パッケージから削除しました。これらは、 Horizon が含んでいるため、不要です。